10月13日(月・祝)、和歌山県民文化会館大ホールにて開催された『りらシアターAutumn』が、幕を下ろしました。
★★第1部:創作舞台『カラフル』★★
和太鼓の力強い響きは「藍色」、情熱を表す「赤」はミュージカル『CATS』、そして「ピンク」では優しさをテーマにしたクラシックバレエ。というように、衣装や演目が“色”によって表現された舞台となりました。
藍、橙、青、ピンク、白、黄、緑、赤。
それぞれの色で構成された演目の中で、生徒一人ひとりの色である個性が重なり、時にぶつかり合い、手を取り合いながら輝いていく。
それらはやがて虹色となり、未来へとつながっていく――そんな想いがテーマ【カラフル】に込められています。









★★第2部:創作ミュージカル『空海異聞』(脚本演出:副校長 山上祐輝)★★
銀河の森きのくに子ども舞台芸術劇団による創作ミュージカル『空海異聞』を上演しました。
本作は、先日大阪・関西万博「和歌山DAY」でも披露された作品で、高野山を開いた空海が“真魚(まお)”と呼ばれていた青年時代を描いています。さまざまな出会いを通じて、人々を助け成長していく物語です。
元宝塚歌劇団、元劇団四季で活躍された本校アートディレクターの天翔りいら先生のほか、元劇団四季である羽根博司先生、嘉重諒子先生らが和歌山県内約100名の小中学生に演出・指導し創り上げられました。
★★美術展示★★
ロビーやホワイエでは【カラフル】をテーマにした美術作品の展示も行われました。
絵画や立体作品、写真など、さまざまな表現方法で生徒たちが思い描く“色の世界”が広がり、ご来場の皆さまにとっても心豊かな時間となりました。
りらの生徒たちは、この日のために半年間、授業や練習に全力で取り組んできました。
その中で、自分とは違う色を持つ他者と関わり思うようにいかないことや、ぶつかることもありましたが、何度も繰り返した話し合いの中で違う色を認め、互いに支え合い、励まし合いながら本番を迎えました。
その過程で、「一つとして同じ色がないこの地球で、共に支え合って生きていくこと」を生徒たち自身が考え、表現したこの舞台は、年間テーマ【One world, One Planet】にも通じる内容となりました。
今年度のりらシアターは、和歌山県民文化会館大ホールでの開催となり、たくさんのお客様にご来場いただき、会場は温かな拍手と笑顔に包まれました。
ご来場くださった皆さま、そして日頃より多大なご支援・ご協力を賜っているすべての皆さまに、心より感謝申し上げます。
本当にありがとうございました!
そして、また次のりらの舞台でお会いしましょう!